一条工務店の気密測定はいつ?平均C値の実力と我が家の結果0.6を公開
一条工務店で家づくりを進めていると、必ず耳にするのが「気密性」や「C値」という言葉ですよね。
カタログや営業さんの話では「高性能」と言われているけれど、実際にはどうなんだろう?
そう不安になることはありませんか。
「本当にすべての家で高い性能が出せるの?」
「もし施工ミスで隙間があったらどうするの?」
「気密測定には立ち会ったほうがいいの?」
こんな悩みをお持ちの方へ。
今回は、実際に一条工務店(hug me)で家を建てた私が解説します。
一条工務店の気密測定の裏側と、我が家のリアルな測定結果について詳しく見ていきましょう。
・一条工務店は全棟標準で、完成後ではなく「工事途中」に測定を行う
・合格基準は「C値0.7以下」と厳格に決められている
・我が家のC値は「0.6」で、立ち会いをしなくてもこの数値が出た
・平均C値は「0.59」と、業界でも圧倒的な数値を誇る
家づくりにおいて「隙間」は、家の寿命や家族の健康に直結する大問題です。
なぜ一条工務店がここまで気密にこだわるのか、その秘密を紐解いていきましょう。

「気密測定は、家の健康診断みたいなものだね。しかも、ただの健康診断じゃないんだ」

「えっ、どういうこと?普通と違うの?」

「完成してからじゃなくて、壁を閉じる前にチェックするんだよ。これがすごく大事なんだ」
1| 一条工務店の「気密測定」とは?全棟標準で行う理由

画像引用:一条工務店
多くのハウスメーカーでは、気密測定は「オプション扱い」だったりします。もしくは、モデルハウスなどの代表的な建物だけで行われたりすることが少なくありません。
しかし、一条工務店では「全棟標準」でこの測定を実施しています。これは、「どの家でも、カタログ通りの性能を保証する」という強い自信と責任の表れです。
一棟一棟、条件の違う現場ですべて測定を行う。だからこそ、高い品質が維持されているんですね。
1-1| 測定のタイミングは「工事の中間段階」
ここが一番の重要ポイントなのですが、一条工務店の気密測定は完成後ではありません。家が完成してから行うのではないのです。
断熱・気密施工が完了し、石膏ボード(壁の下地)を貼る前の「中間段階」で行われます。
なぜ、わざわざ工事の途中で行うのでしょうか。それは、万が一隙間が見つかった場合、すぐに手直しができるからです。
もし完成後に測定をして「隙間がありました」となったとします。でも、壁紙や石膏ボードをすべて剥がして原因を探すのは現実的ではありませんよね。最悪の場合、原因不明のまま引き渡し…なんてことになりかねません。
しかし、中間段階であればどうでしょう。配線やダクト周りの細かな施工ミスをその場で発見し、即座に補修することができます。
これなら、確実に隙間を埋めた状態で家を完成させることができますよね。

「完成してから『隙間がありました』って言われても困るもんね。中身が見えているうちに直せるのが一番安心だ」
1-2| 厳しい合格基準!C値0.7以下へのこだわり
測定には、JIS規格(A2201)に準拠した「減圧法」という方法が用いられます。専用の大きなバズーカのような機械(気密測定器)を使って室内の空気を強制的に外へ出します。その時にどれくらい外気が入ってくるかで、隙間の大きさを計算するのです。
一条工務店が定めている社内基準は、「C値0.7㎠/㎡以下」です。
これは、国の省エネ基準などをはるかに上回る厳しい数値です。もし測定結果がこの基準を超えてしまった場合はどうなるのでしょうか。
その場合は、合格するまで「原因特定」→「再施工・補修」→「再測定」が繰り返されます。
「惜しいからOK」という妥協は一切ありません。この徹底した管理体制があるからこそ、私たちは安心して任せることができるのです。
2| 業界トップクラス!一条工務店の平均C値と実力

先ほども出できた「C値(相当隙間面積)」というのは数値が小さければ小さいほど、隙間が少なく高気密であることを示します。
一般的な高気密住宅と言われるメーカーでも、C値は1.0〜2.0程度が目安です。
しかし、一条工務店の平均実測値は「0.59㎠/㎡」です。
これは驚異的な数字です。具体的にどれくらいの隙間かというと、以下のようなイメージです。
30坪の一条工務店の家(C値0.59の場合): 隙間を集めても「ハガキ半分程度」
延床面積が120㎡の大きな家であっても、家中の隙間を全部集めても「名刺1枚程度」にしかなりません。

「えーっ!家一軒まるごとで、ハガキ半分しか隙間がないの!?魔法瓶みたいだね」

「工場で精密に作っているからこそ出せる数字だね。現場の職人さんの腕だけに頼らない仕組みがあるんだ」
一条工務店が高気密を実現できる理由は、現場施工の前にあります。工場で高精度にプレカットされた部材、断熱材の一体加工、そしてパネル接合技術。
これらを採用することで、現場での作業によるバラつきを極限まで減らしています。そして「誰が建てても品質が安定する」ようになっているのです。
2-1| 我が家のC値は「0.6」でした
さて、気になる我が家の結果ですが、C値は「0.6」でした。
平均の0.59とほぼ同じ数値です。この結果を聞いたときは、本当にホッとしました。
実は私、この気密測定には立ち会いをしていません。もちろん、施主として立ち会うことも可能です。実際に目の前で数値を確認される方もいらっしゃいます。
ブログやSNSでは「立ち会ってモチベーションが上がった!」という投稿も見かけますよね。「職人さんと一緒に隙間を探した!」という楽しそうな声も聞きます。
でも私が立ち会わなかった理由は主に2つです。
・仕事の都合で平日の日中に時間が取れなかったこと
・一条工務店の施工精度を信頼していたこと
結果として、立ち会わなくてもしっかり0.6という素晴らしい数値を出してくれました。
測定結果は、一条工務店のアプリでアップされます。そのため不正などできない仕組みになっていますし、何より「合格しないと次へ進めない」というルールがあります。
ですので、過度に心配する必要はないと感じました。
「絶対に自分の目で見たい!」という方は、監督さんに相談すれば日程調整をしてくれます。逆に「任せても大丈夫かな?」と思っている方は、無理に予定を空けなくてもしっかり測定してくれますよ。
2-2| C値だけじゃない「n値」ってなに?
測定結果の報告書を見ると、C値の近くに「n値(隙間特性値)」という数字が書かれています。
これはあまり聞き馴染みがないかもしれません。ですが、実はC値と同じくらい重要な数字です。
n値は「1〜2」の間で示され、隙間の「質」を表しています。
・n値が1に近い: 小さな微細な隙間が分散している状態
・n値が2に近い: 大きな穴(開口部)がドカンと空いている状態
一条工務店では、C値だけでなくこのn値も総合的に判断しています。
C値が良くてもn値が2に近ければ、「どこかに大きな施工忘れがあるかもしれない」と疑うことができるからです。
数値だけでなく、その中身まで定量的に把握して品質管理をしている点。ここはさすが技術の一条だなと感じます。
3| なぜ高気密が必要?住環境への具体的なメリット


「数値が良いのはわかったけど、実際に住んでみて何か変わるの?」
そう思う方もいるかもしれません。
高気密な家は、単なる自己満足や数値遊びではありません。日々の暮らしの「快適さ」「健康」「お財布事情」に大きなメリットをもたらします。
具体的に3つのポイントに分けて解説します。
3-1| 省エネと快適温度(ヒートショック対策)
隙間が少ないということは、家全体が「魔法瓶」のような状態になるということです。
一度冷やした(温めた)空気が外に逃げにくいため、冷暖房の効率が格段に良くなります。冬場、暖房を消しても急激に温度が下がることがありません。そのため、リビングと廊下、お風呂場などの温度差が少なくなります。
結果として、健康被害をもたらすヒートショックのリスクを大幅に軽減できるのです。少ないエネルギーで快適な温度を保てるので、光熱費の節約にも直結するのが嬉しいポイントですね。
3-2| 花粉・PM2.5をブロックする空気環境

「換気扇を回しているのに、空気が淀んでいる気がする…」
これは、家のあちこちにある隙間から勝手に空気が入ってきてしまうから。計画通りの換気ができていないことが原因の場合があります。
高気密な家は、余計な隙間がありません。そのため、「高性能フィルターが付いた吸気口」から新鮮な空気を取り込みます。そして、汚れた空気を排気口から出すという空気の流れを作ることができるのです。
このフィルターを通すことで、花粉、PM2.5、排気ガスなどの侵入を強力にブロック。家の中は常にクリーンな空気で満たされます。

「春先の花粉症が軽くなった気がするのは、やっぱり家のおかげなのかな?洗濯物も部屋干しでよく乾くし、助かってるよ」
3-3| 結露・カビを防いで家の寿命を延ばす
実はこれが一番怖いのですが、隙間のある家は壁の中に湿気が入り込んでしまいます。
冬場、暖房で暖められた空気が壁の隙間から入り込み、外気で冷やされる。すると、壁の中で「内部結露」が発生します。
これが見えないところで柱を腐らせたり、カビを発生させたりする原因になります。一条工務店の高気密施工は、湿気の流入を徹底的に防ぎます。
結露やカビの発生リスクを低減させることは、アレルギー対策になるだけではありません。家そのものの寿命を延ばして資産価値を守ることにも繋がるのです。
4| 気密性能を維持するための注意点とリスク

素晴らしい性能を持つ一条工務店の家ですが、運用する上で知っておくべき注意点もあります。
「建てて終わり」ではないので、以下の2点は頭の片隅に置いておいてください。
4-1| 完成時の数値とは異なる可能性がある
今回ご紹介した測定結果は、あくまで「石膏ボード施工前(中間時)」のものです。
その後、壁紙(クロス)を貼ったり床を仕上げたりすることで、理論上はさらに気密性が向上します。しかし一方で、設備取り付け工事によって、わずかに数値が変動する可能性もゼロではありません。
たとえば、キッチンやトイレなどの取り付け時です。とはいえ、家の性能の根幹となる「躯体部分」の隙間を確実に埋めています。ですので、性能が大きく崩れることは考えにくいです。
「中間測定の値=建物の実力」と捉えて問題ありません。
4-2| 入居後のエアコン設置やリフォームに注意
入居後にエアコンを増設したり、壁に穴を開けるようなリフォームを行ったりする際は注意が必要です。最大の注意を払ってください。
もし、気密施工の知識がない業者さんが雑な工事をしてしまうとどうなるでしょう。せっかくの高気密な家にドリルで穴を開け、隙間を作ってしまうことになります。
特にエアコンの配管穴(スリーブ)の処理は重要です。後付けで工事をする場合は、以下の対策をおすすめします。
・「高気密住宅なので、気密処理をしっかりお願いします」と業者に伝える
・可能であれば一条工務店経由で依頼する

「自分たちで壁に棚を付けたりする時も、外壁側に貫通するような長いビスは打たないように気をつけないとね」
まとめ:一条工務店の気密測定は信頼の証

画像引用:一条工務店
今回は一条工務店の気密測定について詳しく解説しました。
・全棟標準で、手直し可能な「中間工程」で実施している
・平均C値0.59(ハガキ半分)という圧倒的な性能
・我が家はC値0.6を記録
「見えない部分だからこそ、徹底して数値化する」
この姿勢こそが、一条工務店が多くの施主に選ばれている理由の一つだと実感しています。これから家づくりをする方は、ぜひこの「C値」にも注目してみてください。
性能が良い家は、住んでからの快適さと安心感が違いますよ。皆さんの家づくりが、最高のものになりますように!

