一条工務店のRAYエアコンとは?特徴とやめた方がいい4つの理由を徹底解説!
こんにちは!のぶさんです。
一条工務店での家づくりを進めていると、設備の仕様決めで悩むことがたくさんありますよね。
特に空調関係は、住み心地に直結する重要なポイントです。
皆さんは、こんな悩みや疑問を抱えていませんか?
- 標準仕様のRAYエアコンって、普通のエアコンと何が違うの?
- SNSで「RAYエアコンはやめた方がいい」って見たけど本当?
- やめた場合、費用はどうなるの?
- 高気密高断熱の家で、快適に過ごすための正解が知りたい。
標準だからそのままでいいや、と安易に決めてしまうのは危険です。
住んでから「湿気がすごくて不快…」「修理費が高すぎる…」と後悔することになりかねません。
そこで今回の記事では、一条工務店の標準設備「RAYエアコン」の特徴と、あえて採用をやめるべき理由について徹底的に説明していきます。
私は実際に一条工務店の「hug me」で家を建てて住んでいますが、この空調選びは本当に重要だと実感しています。
実体験と集めたデータを元に、皆さんが後悔しない選択ができるよう解説しますね。
- 「再熱除湿」機能がないため、梅雨や夏の快適性が下がるリスクがある。
- 故障時のリスク分散のため、床暖房とエアコンの室外機は分けるのがおすすめ。
- 将来のメンテナンス費を考えると、市販の高機能エアコンを導入するのが賢い選択。
- 「hug me」では減額にならないケースもあるため、商品ごとの確認が必須。
それでは行きましょう!
1|一条工務店のRAYエアコンとは?

まずはじめに、そもそも「RAYエアコン」とはどのような設備なのか、その基本をおさえておきましょう。
一般的な家電量販店で売っているエアコンとは、構造が少し異なります。
1-1|床暖房とエアコンの「二刀流」システム
RAYエアコンは、長府製作所(CHOFU)が製造している「ヒートポンプ式温水熱源機付エアコン」のことです。
名前が少し難しいですが、簡単に言うと「1台の室外機で、2つの役割をこなす働き者」です。
- エアコン機能: 通常の冷房・暖房として、部屋の空気を調整する。
- 床暖房の熱源: 全館床暖房で使うための「温水」を作る。
通常、床暖房とエアコンを使うなら、それぞれの室外機が必要になりますよね。
しかし、RAYエアコンなら室外機が1つで済むため、一条工務店ではこれが標準仕様(追加費用なし)としてLDKなどに設置されます。

「一条工務店の最大の売りである『全館床暖房』を動かしている心臓部が、実はこのRAYエアコンの室外機なんだよ。」

「えっ、そうなの?てっきり床暖房専用の機械がどこかにあるんだと思ってたわ。1台で2役なんて、すごい働き者なのね!」

「そうなんだ。場所を取らないのはメリットだけど、実はそれが弱点にもなるんだよ。詳しく見ていこう。」
2|RAYエアコンをやめる人が多い4つの理由

標準でついてくる優秀そうなRAYエアコンですが、実は多くの先輩施主やブロガーが「採用をやめる(取り止める)」という選択をしています。
なぜ、せっかくの標準装備をわざわざ外すのでしょうか?
そこには、住んでから気づく「致命的な弱点」があるからです。
主な理由は以下の4つです。
- 「再熱除湿」機能がない
- 床暖房・床冷房との併用ができない
- 故障時の「共倒れ」リスクと高額な修理費
- 将来的な交換の難しさ
それぞれ詳しく解説します。
2-1|「再熱除湿」機能がない(最大のデメリット)
これが、RAYエアコンをやめる最大の理由と言っても過言ではありません。
2018年以降の新型RAYエアコンには、「再熱除湿」機能が搭載されていないのです。
一条工務店のような性能の良い家は、魔法瓶のように熱を逃しません。
これは素晴らしいことなのですが、梅雨や夏場には「室温は下がったけど、湿気が逃げない」という状態になりやすいのです。
普通の冷房や弱冷房除湿だと、温度が下がると同時に運転が弱まり、除湿が止まってしまいます。
その結果、「部屋はキンキンに冷えているのに、湿度が80%あってジメジメする」という現象が起きてしまいます。
いわゆる「冷えすぎて寒い」状態ですね。
これを解決するのが「再熱除湿」です。
空気を冷やして除湿したあと、ちょうどいい温度に温め直して部屋に戻す機能です。
これがあれば、室温を下げすぎずに湿度だけを下げ、「サラッとした快適な空間」を作ることができます。

「RAYエアコンにはこの機能がないから、梅雨時期に『肌寒いのにベタつく』という不快な状態になりやすいんだ。」

「えー!せっかく良いお家を建てるのに、家の中がジメジメするのは嫌だなぁ。子供も汗っかきだし、湿度はしっかり下げたいわ。」
そのため、多くの施主がRAYエアコンをやめて、オプションで高機能なエアコンを採用しています。
2-2|床暖房との併用ができない
RAYエアコンは、1つの室外機をシェアしているため、「エアコン」と「床暖房(または床冷房)」を同時にフルパワーで使うことができません。
これの何が困るかというと、季節の変わり目です。
例えば、冬の朝に床暖房は入れているけど、まだ温まりきっていない。すぐに部屋を暖めたいからエアコンもつけたい場合。
こんな場合でも床暖房を使っていたら、RAYエアコンの暖房は使うことができません。
「どっちも使いたい!」というタイミングで融通が利かないのは、意外とストレスになります。
2-3|故障時の「共倒れ」リスクと高額な修理費
私が個人的に一番怖いと感じているのが、この「共倒れリスク」です。
もし真冬に室外機が故障したらどうなるでしょうか?
RAYエアコンの室外機が壊れると、「エアコンの暖房」と「全館床暖房」の両方が同時にストップします。
2-4|将来的な交換の難しさ
家は30年、40年と住み続けますが、エアコンの寿命は10年〜15年です。
いつか必ず交換時期が来ます。
その際、RAYエアコンから市販のエアコンに変えようとすると、大きなハードルがあります。
- 配管が特殊: 隠蔽配管などが使われている場合がある。
- 電圧の問題: 床暖房と電源を共有しているため、200Vなどの特殊な配線になっている。
「壊れたから明日ヨドバシカメラで買ってこよう!」と思っても、新たな穴あけ工事や電圧切替工事が必要になり、スムーズに交換できません。
将来の交換費用として、室外機だけで20万〜30万円台かかることもあるそうです。
3|RAYエアコンをやめた場合の費用と手続き

では、実際にRAYエアコンをやめると、お金の面はどうなるのでしょうか?
ここが一番気になるところですよね。
3-1|減額と追加費用のシミュレーション
一般的には、標準仕様から外すことで「約4万円の減額」になると言われています(i-smartなどの場合)。
しかし、新しいエアコンを買う必要があるため、トータルコストは上がります。
- RAYエアコンをやめる減額: 約▲4万円(※商品による)
- 新しいエアコンの購入・設置費: 約+15万〜20万円(例:本体+工事費など)
つまり、差額として十数万円の追加出費になります。
「えっ、お金かかるの?」と思うかもしれません。
しかし、先ほどの「将来の交換費用(30万円)」や「毎日の快適性」を考えると、この初期投資は決して高くありません。
長い目で見れば、汎用性の高いエアコンを入れておいた方がコストパフォーマンスは良いと言えます。
3-2|【重要】「hug me」では減額にならない!?
ここで、我が家の実体験をお伝えします。
私は規格住宅の「hug me」で建てたのですが、営業さんに確認したところ衝撃の事実が判明しました。

「RAYエアコンをやめてダイキンを入れたいんですけど、減額ってどれくらいになりますか?」

営業さん:「確認しましたが、hug meの場合はRAYエアコンを取り外しても減額にはなりません。」

「えっ、0円ですか!?」
そうなんです。
i-smartなどの注文住宅ラインでは減額されることが多いようですが、「hug me」のようなパッケージ化された規格住宅では、標準設備を外しても減額対象にならないケースがあります。
4|あえてRAYエアコンを採用するメリット

ここまでデメリットばかり話してきましたが、もちろんメリットがないわけではありません。
状況によっては、そのまま採用した方がいい人もいます。
4-1|外観がスッキリする
これが最大のメリットです。
やめる場合は、「床暖房専用の室外機」と「エアコン用の室外機」の計2台を置く必要があります。
RAYエアコンなら1台で済むので、家の外観や庭のスペースを圧迫しません。
狭小地などで、どうしても室外機を置く場所がない場合は、RAYエアコンが救世主になります。
4-2|初期費用が安い
やはり標準装備(タダ)というのは大きいです。
建築時の見積もりを少しでも下げたい場合、そのまま採用するのも一つの手です。
5|今回のまとめ

今回は、一条工務店の「RAYエアコン」について、特徴やデメリットを解説しました。
- RAYエアコンは「エアコン」と「床暖房」を1台でこなす標準設備。
- 「再熱除湿」がないため、夏の湿気対策としては力不足になりがち。
- 故障すると「冷暖房すべて全滅」のリスクがある。
- 交換費用も高額になるため、設計段階でやめる(取り止める)のがおすすめ。
- 「hug me」は減額なしの可能性大だが、それでも変える価値はある!
私のおすすめとしては、「RAYエアコンはやめて、再熱除湿(または同等の機能)付きの汎用エアコンを入れる」です。
我が家が採用したダイキンのAXシリーズ(f405atapw)も、除湿機能が優秀でおすすめですよ。
これから打ち合わせをされる方は、ぜひ担当の営業さんや設計士さんに相談してみてくださいね。
それでは、のぶさんでした!


